虚々実々日記

これは僕(古藤)が日々感じていること、考えていること、体験したことを日記風にまとめたものです。
一部フィクションもありますが、概ね晴れるでしょう。

休日になると僕はかなりハードな散歩をする。
散歩の犠牲になるのはゴールデンリトシバーの「クー」だ。これは前にも書いたが、ゴールデンリトリバー「チャー」と柴犬の間に出来た不義密通の子である。 母親のチャーは暑くなると散歩を拒絶するようになる。散歩用の首輪を顔に近づけると「パス!!」という感じで横を向いてしまう。
そこで、クーが散歩の相手になる。自宅を出て炎天下の坂道を30分位歩くと、近くの甲山の軽登山道に入る。そこから20分程、ヒーヒー言いながら山道を登 ると小さな展望台に到着する。ここで10分の休憩だ。最初、人を引っ張って歩いていたクーは、しばらくすると横に並ぶ、展望台に着く頃には僕の後ろを歩いている。
もう、ゼーゼーのハーハーである。

ある日、いつものように汗だくになって展望台に到着すると、クーがしきりに右前足をあげて握手を求めるので「お前も大変だったな。」とか「ウェルカ ム」とか言いながら握手を繰り返した。犬との連帯感の確認だ!とか運動部のノリだったのだが、クーはなんか納得できないようだった。
まぁ、いいかと思って、またいつものように山道を駆け下り、30分かけて家に帰り着いた。そして、その日の夕方、クーの本意が分かった。僕は知らなかった のだが、家の者がエサをやる時、いつもクーにお手をさせてからエサをやっていたようだ。僕は犬に芸をさせるのが嫌いなのでやったことはなかった。そして、 先週、クーと同じように散歩した時に僕は水とトレイを持って行って飲ませたのを思い出した。
つまり、クーはお手をすると水がもらえると思って、何度も繰り返していたのだった。それを友好的な犬だなぁ、と思った僕は握手を繰り返ししてやったのだ。

無理解な飼い主を持つと犬も苦労が絶えない。

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