虚々実々日記

これは僕(古藤)が日々感じていること、考えていること、体験したことを日記風にまとめたものです。
一部フィクションもありますが、概ね晴れるでしょう。

毎年、夏になるとTVでは怪談や恐怖体験、心霊写真などの特集をやっている。僕はこういう話が大の苦手だ。
中学の時の修学旅行ではそんな話が始まったとたん、押し入れに隠れて出て来なかったこともある。

そんな僕でも恐怖体験はある。あれは小学校4年生の夏のことだった。
かわいがっていた「ポチ」が年をとって弱り始め、その日はついに倒れて寝込んでしまった。
獣医さんが往診に来たが、どうもフィラリアか何かにかかっていたらしく、助かる見込みはないと言われた。
僕はかわいそうで、かわいそうで、じっとそばについていた。
そして、日がくれかかってきた時、母親に子供部屋の雨戸をしめて来るように命じられた。部屋の窓の前には古い井戸があった。普段から子供心に薄気味悪い井戸だなと思っていた。
雨戸を閉めようとすると、ポチの寝ている裏庭の方から井戸の方へ、フラフラと青紫色の丸い玉が飛んできて、僕の前を通り過ぎて行った。
その時、裏庭から母親の声がした「ポチが死んだ!!」

おそらく、僕が見たのは人魂ではなく、犬魂だったのだと思う。

後にこの話を友人にすると
「ほんなら、ブタが死んだらブタタマか!イカが死んだらイカタマか!!」と言われてしまった。
それは僕の問題ではなく、そういう発想をするそいつの問題だと思う。

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